植 物2023年05月19日
春のお花♪
若葉が初夏の日差しに眩しく輝く季節となりました。
皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
連休もあっという間に過ぎ去りまもなく6月を迎えようとしている
今日この頃、惜春というには遅いですが、弊社に訪れたとても可愛い春の様子にお付き合いください🌷🌼
早速3枚のハイライトをピックアップしてみました♪
ここからは、見事に咲いていたお花達の分類や特徴を簡単に説明していきます^^
◎スノーフレーク
和名が大待雪草、別名が鈴蘭水仙です。
ヒガンバナ科の植物で、原産地のヨーロッパ中南部では夏に開花することからサマー・スノーフレークの英名もあります。
花期は春で白いスズランのような花が咲きます。花弁の先端に緑の斑点があるのが特徴です。
秋植の球根草でありスイセンやスズラン、ヒガンバナと同じく有毒です。
◎ハクモクレン
冬は寒さからつぼみを守るため銀色の毛に包まれていますが、3月~4月ごろは空に向かって白い花を咲かせます。
自生地は中国で、和名はハス(蓮)に似た花を咲かせる木の意味で白木蓮。
同じモクレン科のコブシ(辛夷)と似た白い花を咲かせますが、見分け方は花弁がコブシが6枚で薄いのに対し、ハクモクレンは9枚の様に見え(内3枚は萼片)肉厚です。またハクモクレンのお花の方がコブシより少し大きく、少し早く咲きます。
◎ヒサカキ(姫榊)
神事に欠かせない榊ですが、ヒサカキは、モッコク科(ペンタフィラクス科)ヒサカキ属の常緑樹の一種です。
ヒサカキは榊と異なる植物だと示すために非榊と呼ばれるほか、本榊と比べて小ぶりな形から姫榊と表されることもあります。
ヒサカキは葉縁に丸い鋸歯があり、葉が大きくて鋸歯がない榊と区別できます。
枝の下側に短くぶら下がるように白い花が下向きに多数咲きます。
神道では、葉の先端が尖った植物に神様が宿りやすいという考えがあり、葉先の鋭い榊が依り代になったとされています。
◎ミモザ
シルバーリーフと鮮やかな黄色のコントラストが特徴的です。3月8日はミモザの日(国際女性デー)で話題になりました。その可愛らしさから名を取り、ミモザサラダ・ミモザカクテル等でも親しまれています。
フサアカシア、ギンヨウアカシアなどのマメ科アカシア属の俗称で木に成る実は正確には豆であり、その実には毒があるそうです。
またオジギソウ属の植物の総称でもあり、葉に刺激を与えると古代ギリシアのミモスのように動くことからこの名で呼ばれるようになったといわれています。
腐りにくく、ドライフラワーにしても綺麗に黄色が残ります。
◎レンギョウ(連翹)
モクセイ科レンギョウ属の落葉低木です。
中国原産で日本への渡来は古く、出雲国風土記や延喜式にもレンギョウの名が見られます。
日本国内でも北海道南部から九州まで幅広い地域で栽培されており、また暑さ寒さに強く日本の気候によく馴染むことや、放任しても育つ特性があることから、自生している姿も多く見かけることができます。
主にガーデニング用として流通しているのは、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ等です。シナレンギョウは中国産で、花弁がややねじれる特徴があります。チョウセンレンギョウはシナレンギョウの変種とされ、花弁の幅がやや広いのが特徴です。
◎トサミズキ(土佐水木)
主に高知県の山地に自在するマンサク科の落葉低木です。
早春の花木で、下垂した穂状花序を垂らし、7から10個の黄色い花を咲かせます。
雄しべは花弁と同じかそれよりも長く、雌しべは花弁より長く蕾のときは花の外に出ます。
葉は卵形で、互生。柄があって付け根は心形、先はやや尖っています。縁はギザギザ(鋸歯)で裏面には毛が生えています。葉の形が似ていることから、属名のCorylopsis、ギリシャ語のCorylus(ハシバミ属)+opsis(似た)を名付けたそうです。
見た目で春を感じられていつもの何倍も日常が彩られました♪
五月晴れかと思えば、肌寒い日もある気まぐれな気候ですので、
お身体には十分お気を付けてお過ごしください^^